高価な外壁材は低メンテナンス!!

家のメンテナンス

 

長く暮らす家だけに、新築時から将来のことをイメージしておくことが大事です。 戸建て住宅では、「管理」や「修繕」も自分で計画しなければなりません。メンテナ ンスの手間が少なく、暮らしの変化に耐えられる家づくりを目指しましょう

 

 

外壁材・屋根材は高価なものを選べ!!

屋根は高耐久

 

長く安心して暮らすため、家自体が頑丈で頑丈、長持ちすることがとても重要です。もちろんですが、ランニングコストにも大きく影響します。頻繁に補修しなければならないようでは、経済的に負担の多い家となってしまいます。メンテナンス補修費用を少なくするため、まずは、基本的な対策は、家の各部の点検をちゃんと行い、 必要な補修を先送りにせず、こまめに対応 していくことです。

 

 

 

屋根や外壁は、美観だけでなく、家全体を守る役割も重要なのです。家の構造を傷めるまで放っておくと、修繕費用は大幅に増えてしまいます。また、開口部やバルコニーと建物の間など、水が染みこみやすい部分は、日常から注意しておきましょう。基礎も劣化が進 んでいないか見ておくことが大事です。また、こうしたメンテナンスサイクルを 見ると、新築時に高耐久な材料を選ぶことの大事さも実感できます。高耐久な素材は確かに高価ですが、長い目で見ると、安価となるケースのほうが多いのです。補修の回数を極力少なく、規模も小さくできれば、長い目で見てとてもローコストな家になります。たとえば、 外壁や屋根に使われるガルバリウム鋼板は金属系の材料ながら、耐久性の高さが評価 されています。また、新素材の外壁材には 美観だけでなく、機能にもこだわった製品が大幅に増えています。メンテナンスフリーの材料だったり、汚れをつきにくくする防汚機能があったりします。また、汚れを浮き上 がらせて雨水で自然に流れ落ちるようにするセルフクリーニング機能を備えたもの や、空気を清浄化するような製品もあります。これらは、大手のハウスメーカーの外壁材に多いようです。新築時に各種製品の性能を比較し、 導入コストとランニングコストの両面を考 えて、上手に選びたい材料です。

 

 

高耐久の材料を使い構造の劣化対策を!!

外壁は高耐久

 

躯体や構造部分についてもやはり、耐久性の高い材料を使い、劣化を抑える対策を行うことが重要です。下の図には住宅金融公庫で、金利の優遇や割増融資の条件のひとつとなっている、高耐久住宅の基準例をあげています。柱は太く、土台は耐水性の高い材料を使いうようになっています。また、地盤面に防湿シートを敷いたり、基礎の高さを高くして湿気を防ぐなどしています。床下換気孔で通気がよくなるようにすることも大事です。下の図の内容は、木造軸組工法を主に想定していますが、鉄骨であれば防錆処理をするなど、工法に即した対策を取っていく必要があります。

 

 

軽視できない壁内部の通気

さらには、壁の内部、つまり、外壁と内装下地の間の空間も、通気をチェックしておきたい部分です。内外の温度差の影響を受けるので湿気がたまりやすく、それが結露になって構造を腐らせたりする原因になるからです。壁内部に使う断熱材は普及し始めた頃、 吸湿性の高い材料を使いながら防湿の処理が不良で、かえって湿気をためてしまったことがあったようです。現在では、壁の材料も断熱工法も多様化していますが、内部の湿気対策が大丈夫かについても確認しておきましょう。例えば、壁が温まると内部の空気が上に流れる性質を利用し、床下から軒裹に抜ける空気の通り道をつくり、自然に通気がよ くなるように工夫する工法があります。建 物が完成すると見えなくなってしまう部分 だけに、設計時に説明を受け、現場の施工 にもミスが出ないように注意してもらうことが重要です。

 

 

水まわり設備・配管は取り換えることを前提に!!

水まわりの配管や水栓、設備など は建物本体に比べて短いサイクルで傷みが発生します。キッチン設備などは旧式化もあるでしょう。こうした部分は、新築時か ら点検、補修、取りかえなどのしやすさを 考えておくことも大事です。配管では隠れる部分に注目し、床下などでも作業する可能性がある場所は、作業しやすいスペースを確保しておきます。今話題になっているレオパレスの賃貸住宅は、このスペースが一切なかったようです。また、設備類はビルトインできたほうがきれいですが、部分的なかえやすさもチェックしてみましょう。今、設計思想の点で注目されている言葉に「S&I分離」というものがあります。Sはスケルトンで構造を、Iはインフィルで内装や間取り、設備といった内部に収まるものを指します。そして、将来、構造に影響を与えず、内部だけかえやすいように、設計段階から配慮しておくようにするものです。そのため、配管、配線のスペースや、水まわりを独立させたり、居室では間仕切りを動かせるようにしたりします。構造を強靭に造るマンションでよく使われますが、戸建て住宅のプランニングにも、最近では取り入れられています。

 

 

室内に可変性を与えて生活変化にも対応

本当に長持ちする家をつくるには、材料 の耐久性を高めたり、設備を直しやすくし たりするだけでは足りないという考えもあります。ライフスタイルの変化に合わなくなれば、住み替え、建て替えなどが起こり、結果的に家の寿命を短くしてしまうからです。子どもが成長したり、家族構成が大幅に変化したりしても対応しやすいと便利ですし、しかも、大がかりなリフォームやリノベーションをせずにそれ ができれば経済的です。そのためには、新築時にあまり個室を細かく分けずに、コー ナーなどを上手に取り入れることも重要で す。書斎コーナー、ホビーコーナーなど、 必ずしもひと部屋にしなくてもよい要素もあるはずです。また、開放的な造りにして おけば、家のなかを明るく広く利用することができます。さらに可動式の間仕切り収納などを使って、部屋割りを柔軟に変化させられるようにしたり、多目的に使える部屋を設けるのもよいでしょう。特に子ども部屋は、成長にしたがい兄弟姉妹の共有度をかえていき、最後は個室を与えられるのが理想でしょう。当初は大空間の部屋を用意しなが ら、ドアはふたつ設けておくといったプランが人気になっています。

 

 

生活の変化に強い家をつくるポイント

●部屋をあまり小分けにせず、間仕切りを変更しやすくする

 

●特に子ども部屋は、成長に応じた変化をよ<考えておく

 

●多目的に使える部屋をつくっておく

 

●造りつけ収納を充実させ、室内をすっきり便えるようにしておく

 

●内装の仕上げなどは、DIYでできる部分もつくっておく

 

●設備機器は、修繕や入れかえを考えて、部分的に変更しやすくする

 

●配管、配線スペースは点検などがしやすい造りとする


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