【素人用】基礎のチェックポイント【施工ミス・手抜き工事を防ぐ】

基礎チェックポイント

基礎のチェック方法

基礎が出来上がってしまってから強度をチェックしたい場合、まず鉄筋探査機を使用して、鉄筋が正規の位置にあるかどうかなどを調査します。これはコンクリートを破壊しないで、鉄筋の位置、直径、かぶり厚を表面から検査するものです。構造体を壊さないで調査するので、「非破壊検査」とも呼ばれています。コンクリート自体の強度を測定するには、2種類の方法があります。基礎、あるいは住宅の状況に応じて、以下のいずれかの調査方法を選択すことになります。

 

 

 

一つ目は反発度法試験機(シュミットハンマー)を用いる方法です。コンクリート表面を打撃し、反発度を測定してコンクリートの圧縮強度を推定する機械です。操作が比較的簡単で、形状や寸法にかかわらず使用できますが、測定個所がコンクリートの表層部に限られているので、あくまでも測定値は「推定強度」となります。特に年数の経っているコンクリートでは、表面が劣化して弱っている場合があるので、表面の反発だけでは目安程度にしかなりません。もうひとつは、基礎のコンクリートをコアで抜き取って試験サンプルを作り、力を加えて強度を測定する方法です。強度は正確に測定できますが、基礎に丸い穴が空いてしまいます。コア抜き取り位置は、構造的に応力が少ない場所を選定して、穴の跡は無収縮モルタルで補強しておきます。

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基礎の補修方法

基礎の補修

 

それぞれの状態や状況に応じた補修をするためには、専門家が詳細に調査し、最適の方法を選択することが重要です。ここでは、構造耐力に特段に支障を及ぼすことのない場合の、一般的な補修方法をご紹介しましょう。

 

●コンクリートの不良によりひび割れが生じた場合

1mm以内の場合は、亀裂に直接、樹脂を注入する「樹脂注入工法」で補修します。1mm以上、および、1mm以内でも挙動のある場合は、「Uカットシール充填工法」を行います。これは亀裂に沿って基礎をU字型に大きく掘り込んで、樹脂を充填しやすくする方法です。この亀裂の場合、見かけ以上に亀裂が奥まで入り、劣化している可能性があるからです。

 

●鉄筋などの腐食が伴う場合

コンクリートの打ち直しや増し打ちによる補修が必要です。鉄筋のかぶり厚が規定通りにとれていないようなケースは、コンクリート表面をはつり、鉄筋の錆を落としてから、コンクリートを打ち直します。損傷が基礎仝体におよぶような極端な場合は、別の方法を採用します。土台をジャッキアップして基礎を解体し、再施工する必要が出てきます。これは大変、大掛かりな工事となります。基礎解体の必要があるような場合は、地盤も軟弱であることが多く、杭打ちや地盤改良が必要になるケースもあるのです。ジャッキアップして基礎をつくり直す方法では問題の解決にならず、建物の移動が必要になることもありえます。こうした問題が起きないようにするためには、やはり基礎工事中の監理か大切なのです。

 

 

出来上がってからの検査は難しい

出来上がった基礎の状態を完璧にチェックするのは、非常に難しいといえます。また、費用もかさみます。各種検査を行っても、それは検査したポイントだけの結果だからです。全体の状態は、その各ポイントの結果から推測するしかないのです。コンクリート検査も鉄筋検査も、基礎全体を完全にチェックすることは不可能といえるでしょう。これらの検査は、目視で亀裂やジャンカが出て、不安になってから行うものです。ですから、こうした検査方法があるからといって、基礎工事中のチェックを怠ってはいけないのです。非破壊検査の前に、目視できる状態での配筋検査などをしっかり行いましょう。つまり、注文住宅の場合は、日ごろからの現場へのチェック行動が大切なのです。


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