梁として本当に良い木材は何

梁の木材

 

 

 

【答え:米松と内地松】

 

 

梁に適している米松と内地松

梁の松

 

梁とは、柱の上部に接続して水平に渡したもので、床の重さを支えたり、梁の上に載る柱を支えたりする構造材です。階の床を支える梁は、厚みのある平板状になったものを使います。

 

この梁は、一般にアメリカから輸入される松「米松」です。都市部で建てられる住宅100軒のうち、99軒にはこの米松が使われています。平板が取れる幅広の木は日本では希少で、輸入に頼らざるを得ないのが実状です。輸人材が比較的割安で、安定供給をしてくれるのです。

 

国内産の松「内地松」の梁です。通称「地松」といいます。このような平板状の大きな梁は価格が割高で、今では使われるのが珍しくなっています。米松と内地松の区別ができる方は少ないのではないでしょうか。モノクロ写真ではなおさらだが、実物を見ると、米松は赤みを帯び、内地松は少し黄色がかった白色で、持つと、内地松のほうが米松よりかなり重く感じられます。

 

梁として内地松がベスト!!

内地松のほうが、年輪が概して密になっていて、特に外周に近いほどそうなっています。実は木の質そのものが、米松に比べ内地松が密なのです。これは内地松の方が本来的に丈夫なことを表し、持って、触って、施工してみれば実感できます。なお、米松でももっと木目の詰まったものをピーラーと呼び、強度と質の高いものもあります。これは、化粧材として見せる梁や柱、造作材に使われています。米松は強度もそれなりにあり、しかも性質は素直であります。一方、内地松はねじれやすく、少し扱いにくい面があるが、小屋梁(屋根を支える梁)などには、幹が曲がっていても材として生かして使割れています。このように特徴を生かした使い方をすれば、それほど高くはつかないのです。

 

今、内地松を使う建築現場はほとんどないでしょう。その理由は価格が高いからだ。特に、板ものの大きな梁は高価となっています。一部にでも内地松を使っている工務店には、建築へのこだわりを感じる筆者であります。


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