戸建て住宅の防犯性!!

 

 

住宅のセキュリティーには様々な要素がありますが、主に以下のようなものが挙げられます。

 

門扉や窓について

門扉や窓には、錠やカメラ、センサーなどを取り付けることで、不審者の侵入を防ぐことができます。

 

監視カメラ

監視カメラは、不審者の侵入を検知し、警報を発することで、住宅を守ることができます。

 

アラームシステム

アラームシステムは、不審者の侵入を検知し、警報を発することで、住宅を守ることができます。

 

セキュリティドア

セキュリティドアは、不審者の侵入を防ぐために、防犯性能の高いドアを取り付けることで、住宅を守ることができます。

 

ガードマンサービス

ガードマンサービスは、24時間住宅を監視し、不審者の侵入を防ぐために、安全対策を講じることで、住宅を守ることができます。

 

スマートフォンアプリ

スマートフォンアプリを使用することで、遠隔から住宅の監視やアラームの設定をすることができます。

 

警察や消防局との連携

住宅のセキュリティーには、警察や消防局との連携が重要です。警察や消防局には、緊急時の対応についてアドバイスを受けることができます。

 

ガーデンや庭について

ガーデンや庭には、高い囲いや、草刈りなどで隠れるスペースをなくすことで、不審者の侵入を防ぐことができます。

 

スマートホームシステム

スマートホームシステムを使用することで、住宅の電気やガスなどを遠隔から管理することができ、不審者の侵入を防ぐことができます。

 

灯を使用する

夜間や不在時には、灯を点けることで、不審者の侵入を防ぐことができます。

 

家族や友人に協力をお願いする

家族や友人に協力をお願いすることで、不在時に住宅を監視してもらうことができます。

 

緊急時の対応について

緊急時の対応については、予め計画を立てておくことで、スムーズに対応することができます。

 

これらの要素を組み合わせることで、住宅のセキュリティーを高めることができます。また、住宅のセキュリティーについては、常に最新の情報を入手し、適宜アップデートを行うことが重要です。

 

悪くなる一方の犯罪情勢

時代の移り変わりの中で、日本では体感治安が悪化したといわれます。日々さまざまな情報に触れていることもあって、治安が悪化したと感じる人が増えています。実態はどうなのでしょうか。家づくりで防犯を考えるにあたっては、まず犯罪の実態を知ることが求められます。2017年度の警察白書には、刑法犯の認知件数の推移が掲載されています。この推移をもとに、犯罪の発生傾向を見ていきましょう。なお、刑法犯とは、殺人、強盗、放火、強姦、暴行、傷害、窃盗、詐欺などの犯罪です。認知件数とは、捜査機関で犯罪を認知した件数を指します。性犯罪のようにほとんど被害届の出されない刑法犯もありますから、実際の発生件数とは一致しませんが、統計上は発生件数と考えていいでしょう。

 

刑法犯の認知件数の推移によれば、戦後、減少傾向にあった刑法犯の認知件数は、1973年(昭和48年)を底に有利上がりの傾向を見せ始めます。その後、なだらかに増え続け、1998年(平成10年)には年間200万件を突破します。そこからは急速に勢いが増し、2002年(平成14年)には約295万件のピークを迎えます。以降は一転、減少傾向をたどり、2011年(平成23年)は150万件弱にまで落ち着きました。確かにここ十数年、刑法犯の認知件数は減少局面に入っています。しかし、年間130万件前後で推移していた昭和40年代に比べると、依然として高い水準であることに変わりはありません。警察白書でも「情勢は依然として厳しい」と指摘しています。予断を許さない情勢の下、戸建て住宅ではどのような犯罪が起きているのでしょうか。同じく警察庁が発表した「平成26年上半期の犯罪情勢」によれば、刑法犯のうち、場所柄まず起きないと考えられる「ひったくり」と「すり」以外は、ありとあらゆる犯罪が多かれ少なかれ起きていることが分かります。

 

認知件数は刑法犯全体で7万4557件です。このうち最も多いのは、2万848件を数える「侵入窃盗」、いわゆる泥棒です。戸建て住宅の防犯対策と言えば、よく空き巣対策が挙がるのは、こうした事情からです。侵入の手口に目を向けると、興味深いことが分かります。侵入窃盗2万848件の中で最も多いのは、無施錠の9123件なのです。錠を閉め忘れているのか、あえて閉めていないのかは定かではありませんが、いずれにしても開いたままの状態です。これなら、技術はなくてもだれでも侵入できてしまいます。無施錠の場所は、最も多いのが窓で、それに、表出入り口、その他の出入り口の2つが続きます。窓の多い戸建て住宅では、外出前の戸締まりには手間が掛かります。急ぎの時であれば、なおさら手間と感じるでしょう。その面倒さが、意図してのことかそうでないかは別にして、無施錠を生み出しているのかもしれません。

 

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防犯は土地選びから

防犯面から「命を守る」家づくりで重要なのは、土地選びの段階から意識を持って取り組むことです。敷地周囲の環境が、そこに侵入しやすいかしにくいかに関係するからです。もちろん、防犯という観点からだけで土地を選ぶわけにはいかないでしょうが、土地の良し悪しを評価する一つの要素として意識しておきたいものです。一例を挙げましょう。目の前に公園の広がる土地があったとします。自然に考えれば、目の前にオープンスペースが広がり、自然の緑を身近に感じられる土地は、立地条件に恵まれていると思えます。方角によっては、日当たりや風通しの良さを期待できます。

 

ところが防犯面からは、立地条件に恵まれているとは必ずしもいえません。なぜなら、侵入を狙っている不審者にとっては、周囲から不審者として見られずに、ターゲットとなる家の観察、下見ができます。逃げ道を確保しやすいことから狙いやすい土地に見えるかもしれません。人の目を避けるのに好都合かもしれません。夜になると大きな薄暗がりになって、犯罪を呼び込む恐れもあります。防犯面の観点から危なくないか否かを、土地を決めてしまう前に見極めておく必要があります。防災面から「命を守る」家づくりでも、土地の履歴や地盤の状況といった観点から土地の良し悪しを見極めることが重要です。防犯もそれと同じなのです。プランや設備をどうするかという段階では、日常の暮らしやすさとの両立という視点を大事にしたいものです。例えば、敷地内まで入り込んでくるものの建物内までは侵入することのない、下着泥棒やのぞきのような犯罪があります。これらの犯罪は、プランの悪さが原因の一つとして考えられます。しかし、防犯だけを重視するあまり、洗濯機置き場は1階なのに物干し場は2階に置かれるような、使い勝手の悪いプランになってしまうのは困りものです。

 

防犯設備選びも重要

防犯性を高めようと玄関ドアに錠を2つ取り付けるダブルロックを採用することが一般化してきました。錠が2つあれば、泥棒が開けようとしても1つの場合に比べて時間が掛かります。時間が掛かれば、それだけだれかに見つかる危険が増します。侵入に高いリスクを負う住宅は、泥棒にとっては避けたい存在です。ところが、開けるのに手間が掛かるということは、閉めるのにもひと手間余計に掛かるということです。家人も同じような手間を強いられるのです。実際、ダブルロックを採用していても、外出時には面倒だからと錠を1つしか閉めないご家庭も少なくありません。これでは、せっかくのダブルロックの効果は失われてしまいます。防犯性を確保しながら、洗濯・物干し時の勁線に無理がないようにする、外出時や帰宅時に面倒な思いをすることなく施錠・開錠できるようにする……。

 

そうした防犯と日常の暮らしやすさの両立は不可欠です。これが両立できていないと、日常の暮らしやすさを優先するあまり、防犯は次第に隅に追いやられてしまうでしょう。防犯面から「命を守る」家づくりは重要な課題であるにもかかわらず、防災面から「命を守る」家づくりほど、建築の世界に根付いていません。建築実務者がまだ、自らの領域と受け止めていないからです。しかも、地震災害のように被害の実態が公開されることもないので、被害の実態を踏まえた適切な対策に関して検討しにくいという事情もあります。防犯は防災に比べて、意識と知識の両面で立ち遅れています。住宅会社は、自ら意識的にこの防犯住宅の分野を修めていこうと学んでいかない限り、正しい意識と知識を身に付けることはできません。家づくりを考えている人は、住宅会社が防犯家づくりの分野への学びに前向きか否かを見定めるべきです。「命を守る家」は「いい家」の一つの条件です。「命を守る」ということの重みを考えれば、必要不可欠な条件の一つとさえいえます。家づくりの検討を始めたら、この「命を守る」という視点は忘れずに持っておきたいものです。

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モノ以外も盗まれる

二世帯住宅で母親と同居する奥様からこんな相談を受けたことがあります。同居の母親がカギを掛けないで買い物に出掛けるので困る、どうすればいいか、というのです。ただ、これまで泥棒に入られたことはない、とのことです。無施錠であれば、侵入は容易です。留守であることを確信できれば、堂々と中に入り込めるでしょう。そして、「仕事」を済ませて、外に出るときにはだれにも見つからないように用心して逃げればいいのです。「仕事」がモノを盜むことであれば、室内を物色します。家人がいつ帰ってくるとも分からないのですから、ゆっくりしてはいられません。いざというときを想定し、瞬時に逃げる準備も必要です。短時間で室内を物色し、いつでも逃げられるように土足のままともなれば、どうしても痕跡は残ります。盗まれたものが実際にあれば、泥棒に入られたことは、もっと分かりやすいに違いありません。

 

しかし、「仕事」がモノを盗むことではなかったとしたら、どうでしょうか。他人から盗んで価値のあるものは、何もモノとは限りません。プライバシーの確保された住宅内では、他人に見られたくない、聞かれたくないことも、安心してオープンにすることができます。これらの情報を盗み出すことができれば、内容によっては、またそれを入手する人によっては、大きな価値を生みます。そう、盗撮や盗聴です。盗撮用の超小型カメラや盗聴用の超小型マイクをどこかに仕込むのが、その「仕事」だったとしたら、痕跡を残すことなく立ち去ることは可能でしょう。家人に気付かれることなく、情報をまんまと盗み出せるのです。他人の家に侵入してくるのは泥棒だけではありません。一般の社会でモノ以上に情報が価値を持つようになってきたのと同様に、泥棒の社会でも情報が価値を持つようになってきています。相談者の「えっ」という言葉には、そのことにあらためて気付かされた驚きが表れています。

 

無施錠の窓や玄関から入り込む泥棒が多いことも、盗まれるのはモノとは隕らないことも、一般にはそう認識されていません。だからこそ、防犯而から「命を守る」家づくりではまず、そうした実態を認識してもらうことから始めるべきなのです。そしてそのうえで、防犯意識を高めてもらうことが欠かせません。もちろん、プラン・設備面の対策は一定の効力を発揮しますが、いくらそこを強化しても、家人の防犯意識が低ければ、それらの対策は有効には働きません。無施錠はその代表です。錠を開けてしまう各種の手口にいくら強い製品を取り付けたところで、外出時にその錠を開けたままにしていれば、効力を発揮しようがありません。

 

泥棒に狙われない具体例

注文住宅の防犯性に関していえば、まず狙われないようにすることが重要です。犯罪者にいったん目をつけられてしまっては、ドアや窓など侵入口になり得る開口部の造りをいくら強固にしたところで、時間を掛けてそれを突破しようとするでしょう。

 

目をつけられないように、ここでは窓の大きさを絞って、人が入り込めないような縦長の滑り出し窓を採用しましょう。これは押して開けるタイプの窓で、通常の引き違い窓に比べると窓面の大きさは限られていますが、通風の確保には優れています。もう一つ、2階の前面道路側に位置するバルコニーは目隠し用のフェンスで覆いましょう。このバルコニーは洗濯物干し用に2階洗面・脱衣室の外に取り付けたものです。目隠しがなく洗濯物が外から見えてしまうと、家族構成が読み取られたりするなど犯罪者に情報を与えることになって、犯行に結び付く恐れがあるからです。外からどう見えるかという視点を持つことが重要です。窓が小さく、バルコニーが目隠しで覆われている家。そこからは、居住者の防犯意識の高さが読み取れます。たとえ侵入を試みても、対策が施されていて失敗の恐れもありそうだと犯罪者は警戒します。

 

都市部の住宅密集地では敷地条件から日当たりをあきらめがちですが、工夫のしようはあります。敷地条件、また予算といった制約から、ご要望をただあきらめていたのでは、建築主の望まれる暮らしは実現できません。